暗闇の中に灯る二つの炎
灯りがつくとそれは愛し合う男女のシルエットとなり
そこから上の階を見ると年老いた夫婦
そしてその上の階では同性らしいカップルのシルエット
さらに上の階を映すと
暗い部屋で胸にはなにも灯っていない青年がいました。
彼にも過去には胸に熱い炎が灯っていた時期がありましたが
上手く行かずその炎は消えてしまっていました。
そんな彼が夜の街を眺めていると
彼の住んでいるアパートに一台のタクシーが止まって
人が下りてくるのが見えました。
そしていきなり彼のドアをノックする音が…
どうやら隣に住んでいるお婆ちゃんのお孫さんの女性が間違えてノックしたようでしたが
その彼女が優しく微笑んだことから彼の胸にまた恋の炎が灯ってしまいました。
それに戸惑いを感じてしまう彼はその恋の炎を消してしまうのですが
同じアパートに住んでいる彼女とは当然いろんな場所で会ってしまい
彼女のほうはお隣さんという事で気さくに挨拶をしてくれるのですが
彼はそのたびに胸の炎がめらめらと燃えるのでそれを抑えるのに大変です。
数日そんな事を繰り返していましたが
彼女がお婆ちゃんの家にいる滞在期間が終わりタクシーで帰るのですが…
恋や愛の可視化というとても面白い作品だと思いました!
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